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知らないと損!パーコール法以外の安心な産み分け

親が希望する性別を選んで子供を産み分けることを産み分けと言います。そんな産み分けには様々な方法があります。

ここでは、その中でも科学の粋を集めたパーコール法、着床前診断といった人工授精での産み分け方法についてお話したいと思います。

人工授精での産み分けにはどんなものがある?

人工授精での産み分け方法には次の2種類があります。

・パーコール法
・着床前診断

これらはどちらも人工授精を利用した産み分け方法ではありますが、その手法が違うために産み分けのための準備も異なってきます。

そのため、必要なコストや日数、成功確率などが大きく違ってくることになります。

パーコール法を用いた産み分け方法

まずはパーコール法について詳しく見ていくことにしましょう。

パーコール法はどのようなことをする?

人工授精では卵子と精子を採取してそれぞれシャーレに落とし、体外で受精させてから培養をし、体内に戻すという過程をとります。
このシャーレに落とす前の段階で男の子になる精子(Y精子)か女の子になる精子(X精子)かを分けてあげるのがパーコール法を使った産み分けです。

そうすると、シャーレに落とす性別はターゲットの性別の精子だけになりますから、卵子と受精できるのも自然とターゲットの性別の精子だけになるため産み分けができるというわけです。

パーコール法で精子を分けるときの方法は簡単には次のような手順を踏むことになります。
精子を採取 → パーコール液につける → 遠心分離機にかける
パーコール法では、パーコール液という特殊な液体に採取した精子を浸して遠心分離機にかけることで、密度(重さ)の違いによってX精子とY精子を分けることができるとされています。

このような方法をとるためパーコール法は『パーコール密度勾配法』とも呼ばれています。

遠心分離をすると、容器の中では次のような分布になります。

・X精子(女の子になる精子):比較的重いため下に沈む
・Y精子(男の子になる精子):比較的軽いため上に浮かぶ

ですから、シャーレに載せるときに上の方の精子を採れば男の子の精子、下の方を採れば女の子の精子を卵子と受精させられることになります。

パーコール法のための準備とコストは?

パーコール法を行う場合、人工授精を行うための準備のほかには特にありません。ほとんどの不妊治療を行っている病院で受けることができますので、まずはドクターに相談してみましょう。人工授精を行うときには排卵誘発剤や人工授精のための費用がかかります。

それに加えてパーコール法でかかったお金ということで、かかるコストとしては大体2万円~5万円が1回あたりの相場だと言われています。

保険がききますのでこれくらいのお値段ですが、1度で妊娠できないことも多いため実際にはその数倍はかかると考えてよいでしょう。

パーコール法には科学的根拠がない!?成功確率は?

さて、ここまでパーコール法についてお話してきましたが、実はこの方法は日本産婦人科学会から『産み分けの科学的な根拠がない』と言われています。

なんでも、確実にX精子とY精子を分けられるわけではないようで…。
これにつきましては、病院でも事前に説明を受け、確実に産み分けられるわけではないことを認識してからパーコール法を行うことになります。

パーコール法を用いた産み分けは、日本での成功確率は70%~80%程度と言われていますが、実際はもっと低いのではないかとも言われています。
Jin KOBAYASHIほか(2004)は牛の精子でパーコール法を行って遠心分離のあとの分布を測ったところ、上の方のY精子が52.9%、下の方のX精子の割合は55.7%となったという結果が出ています。

『ちょっと分布に変化があっただけ』という実験結果を見る限りでは、産み分けの成功率がもっと低いのではないかと不安になってしまいますよね。
もちろん、牛と人の染色体の重さは違うわけですから一概には言えませんが、どちらもDNAの重さの男女差は小さいため明確に遠心分離で区別するのは難しいと言われています。

また、遠心分離によって軽い精子が上の方に分布するわけですから、精子のしっぽ部分が欠けていたり染色体の数が少なかったりなどであまりよい健康状態とは言えない精子も上の方に集まることになります。

ですから、仮にこういった精子が受精できたとしても、子宮に戻したところで育たなかったりそもそも着床しなかったりということもあります。
そのため、この方法をとる場合には男の子が欲しいというときには向かない方法になります。

パーコール法より安心な産み分け方法は、着床前診断

それではもう一方の人工授精を用いた産み分け方法、着床前診断を用いた場合ではどうでしょうか。

着床前診断はどのようなことをする?

着床前診断を使った産み分けでは、人工授精で受精卵を子宮に戻す前の段階で、遺伝子の検査をして望む性別になる受精卵を選別するという方法をとります。

お母さんの子宮内膜に着床する前の段階で男の子か女の子かを遺伝子検査により診断するのですから『着床前診断』と言うわけですね。

この遺伝子の検査により、ターゲットの性別の精子が受精した受精卵だけを選んで子宮に戻すことができますので、そのまま出産出来ればほぼ確実に望んだ性別の子供を産むことができます。

着床前診断を使った産み分けのための準備とコストは?

性別に関する着床前診断は、実は日本産婦人科学会が禁止している産み分け方法です。受けたいという場合には次の3つの方法でしか受けることができません。

1.日本産婦人科学会に属していない病院(大谷レディスクリニック(兵庫)や諏訪マタニティクリニック(長野)など)

2.渡米するなど海外で行う

3.日本国内で受精卵までを作り、それを海外の検査機関へ送付する

実際に着床前診断を受けた方の話によりますと、1の方法では医療費100万円ほどに遠方からですと交通費もかかってくることになります。

2の方法では医療費だけではなく滞在費などもかかりますので約400~500万円。

3の方法ですと人工授精費用に10万~15万円上乗せするくらいになりますが、やや割増しになって結局は1と同程度かやや高いくらいになると言われています。

注意していただきたいのは、これは1回あたりにかかるコストだということです。
人工授精は受精卵が着床しなかったり育たなかったりということもあり、何度かチャレンジすることもありますから、さらにお金がかかってしまうと考えてよいでしょうね。

着床前診断につきましても、パーコール法のときと変わらず人工授精をする以外の準備方法はありません。

強いて言うなら、1~3に当てはまる病院が少ないので、そこに連絡をして予約をとることでしょうか。なかなか予約がとれないため数か月待ちという話も聞きます。
着床前診断を考えているという方は早めに予約することをおすすめします。

着床前診断を使った産み分けの成功確率は?

着床前診断を使った産み分け方法の成功率は高く、99%以上の確率で産み分けが可能だと言われています。
遺伝子を調べてから子宮に戻してあげるという方法をとりますので当たり前と言ったら当たり前ですね。

着床前診断が日本産婦人科学会から禁止されている理由は、日本の医療技術では危険だからなのではないかと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは正しくありません。
確実に産み分けをするためには、受精卵を調べてターゲットの精子以外が受精しているということが分かった場合には廃棄をしなければならないので、倫理的な理由から禁止されているのです。

人工授精での産み分けで注意したいこと

パーコール法よりも成功率が高く、安心な産み分け方法である着床前診断ですが、注意したいことがあります。
それは『人工授精をすることで妊娠確率自体が低くなってしまう』ということです。

【写真】精子活動最適成分配合で妊娠率の低下を防ぐ産み分けゼリー

体外に卵子や精子を出して操作をしているわけですから、その分リスクもあるということですね。

また、年齢によってはさらに妊娠確率が下がることになりますので、病院によっては断られてしまうこともあります。これはパーコール法でも着床前診断でも同じです。

こういった問題に加えて、そもそも不妊治療をしている方にしか人工授精を行わないという病院もあります。

不妊治療を受けている方にとっては唯一の産み分けの手段となりますが、反面、自然妊娠ができる方の中には不公平感を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、着床前診断を使用するわけではないのでしたら自然妊娠での産み分けの方が、成功率が高い場合があります。

その中で今話題となっているのが産み分けゼリーです。

産み分けゼリーを用いた方法も科学的に解明された精子の特徴に基づいた産み分け方法ですが、自宅でセックスの前に商品を使用するだけなので人工授精での産み分けと比べて遥かに手間もコストもかかりません

メーカーによる調査では、男の子の場合は80%前後、女の子の場合は70~80%の確率で産み分けができたという実績もあります。

03 どの方法にしても、医療ですから100%確実に産み分けが可能になるということはありません。
かかる金額、手間、安全性、成功率など、実際に産み分けを行う方がきちんと納得するかたちで行うのが何よりでしょうね。
徹底比較!今話題の産み分けゼリー